ボランティア活動に参加することになったきっかけ
これは私からではなく、同じ薬学部の友人からの誘いでした。丁度その日は予定がなかったのと、私もボランティアに少なからず興味があったので参加することに。
私が参加したのは学習支援のボランティアでした。日本でも親の失業やひとり親世帯による収入の減少から7人に1人の子どもが貧困状態にあるそうです。
このような子どもたちは十分に教育が受けられないため、就学や就職で不利となり、それが低収入につながるという負の連鎖が起きてしまいます。
学習支援ボランティアでは、子どもたちに勉強のほか、生活習慣や健康管理、人とのコミュニケーションを学んでもらうことを目的にする団体があり、私もその一つに参加しました。
学習支援ボランティアを通して学んだこと
ボランティアの初回研修ではどのように意識して取り組んでほしいのか伝えられます。
子どもたちを心から迎える、積極的に子供たちにかかわるなどあり、どの項目もできそうに感じましたが、実際のボランティアの現場で実践するのが難しい項目もありました。
私の場合、お話をしている時に割り込んで話かけてくる子がいて、怒る訳にはいかないし、どうしようと困ってしまいました。
どうしてちょっかいを出すのか考えてみてほしいとアドバイスをいただきます。話の内容が簡単なので「もっと難しいことにチャレンジしたい」と思っているのかもしれないし、「もっと自分を見てほしい」とアピールしているのかもしれません。
子どもたちを表面で解釈するのではなく、意図を考えてみてと言われました。
私はこの体験で意図をくみ取る力を身につけようと思いました。
ボランティア活動で友達ができました
このボランティア活動を通して、別の大学の薬学部の人と仲良くなりました。
その人は千葉大学の薬学部で大学入学を機会に上京し、一人暮らしをしながら、私と同じく薬剤師になるため日々頑張っているそうです。
ボランティア活動をしながら食事や家事もしなくてはならない一人暮らしなんてエラいなーと思って話を聞くとかなり快適な生活をしていると言うのでびっくり!
彼女の住んでいる学生なンションには食事つきで毎日温かいご飯もたべられるのだとか。
「いいな~」、「うらやましいな~」、「今度遊びにいきたいな~」と話しながら、同じ薬学部ということで話が盛り上がりました。
授業の内容など多少の違いはありが、どの大学でもカリキュラムは似ているようです。
今度は個人的に会うことになりました。違う大学の友達ができたことも、ボランティア活動に参加した収穫の一つです。