薬剤師の資格勉強

大学生活

薬剤師という資格を取得するために

薬剤師の資格を取得するには、薬学部へ行って6年間大学で学んで、最後に国家試験を受けて
それに合格すれば資格取得が出来ます。どうしても国家試験を受けてそれに合格しないと
資格は取得できず、試験を受けるための条件としては6年制の薬学部を卒業、または
卒業見込みであることが条件となります。そのために現在では独学で資格を取得することは出来ません。

国家試験のレベルは難しいというものではなく、薬剤師としての基礎レベルを問うものです。
試験の合格率は国立大学と私立大学では差があり、私立大学側が合格率は高くなります。
これは私立大学が国家試験対策を重視し、国立大学は研究を重視しているためです。
しかし国立大学の方が学費は安いので、こちらの方が人気はあります。

ただし国立の一部と東大では資格がいらない、または官僚を目指すので資格取得は目指さないと言う人も例外的にいます。

大学へ入ってから集中的な勉強は必要

国家試験では6年間の勉強の成果が問われ、それによって合格できるかどうかも決まります。
短期間の勉強では当然ながら合格できるものではなく、6年次の少なくともその中で半年間は
勉強漬けになるぐらい勉強をすることが必要です。

どこの大学へ入っても6年次になれば国家試験対策は行われます。
また自分で対策を行うなら過去問を解いていくのが中心となるでしょう。
また暗記すること当然ながら多いので、暗記した内容を過去問で活かせるようにすることです。

国家試験の合格率

国家試験の内容は、衛生や薬剤など7項目に分れており、これらに対する幅広い知識が求められます。
合格率は平成25年度では60.8%となっておりますが、実は平成24年度の合格率は79.1%であり、その年によって合格率は違います。
しかしおおよそ合格率は60%~80%ぐらいになります。
また合格率は大学によっても違い、合格率が高い大学だと95%前後であり、合格率の低い大学だと60%前後となります。
合格を目指すなら、合格率の高い大学に行く方が有利です。
これはそのような大学は国家試験対策に力を入れているためです。

社会人からの資格取得

社会人の方でも薬剤師の資格を取得したいという方はいますが、そのような方は相当の覚悟が必要です。
まずは薬学部のある大学への合格のための勉強をしないといけません。
このためには少なくとも1年か2年は費やすことなるでしょう。
そして入学後は6年間の学科が待っており、最後には国家試験があります。
とても長い時間を必要としますので、その長い期間薬剤師になるために勉強していくという覚悟が必要です。
私立大学によっては社会人向けに若干名ですが編入制度を設けているところもあり、2年生から始められるところがあります。

日本以外の国で資格取得

ちなみに薬剤師として日本以外で働きたいという人は、資格の取得方法もちょっと変わってきます。
たとえば、アメリカで薬剤師資格を得るためには、「Pharm D」という薬学博士課程を修了する
必要があります。当然、英語の修得は必須となりますし、日本と同じく6年制の薬学教育のため、
費用や学習機関も多大なものとなるでしょう。個人の力のみで留学するのは困難のため、
アメリカ留学の支援活動を担う「NCN米国大学機構」のように、国際派の薬剤師や医師を目指す人の
手助けを行う機関も存在します。